CMをバンバン打ち出していたビレッジハウスの賃貸住宅。
面倒な初期費用がほとんどかからずに安い家賃で快適に過ごせると話題になっていますが、実際何が良くて何が悪いのかCMだけではよくわかりません。
ビレッジハウスはなぜ安い?理由は雇用促進住宅だから
ビレッジハウスは他の不動産と異なり、雇用促進住宅を一括借り上げすることで家賃の圧倒的な安さを生み出しています。
雇用促進住宅というのは、かつて勤労者のために建設された政府が管理していた物件。だからこそ普通の物件よりも家賃が安いという特徴があります。
家賃の平均は25,000円ほどで、しかも間取りは2DK~3DKのものが多く存在します。
雇用促進住宅は平成33年までにすべて譲渡や廃止を行うので、この使われていない物件をビレッジハウスが買い取ったという形になります。
家賃が安い理由はこのほかにも「物件が全体的にかなり古い」ことや「駅からの距離が遠い物件が多い」ことも要因になっています。
物件自体は内装がリフォーム、リノベーションされていることが多いのでそれほど気になりませんが、キッチンやお風呂場などの水回り部分はコストがかかるのであまり見た目が変わっていない物件も多いです。
部屋部分は本当に綺麗です。
古い物件はリフォームしても配管がむき出しという特徴があります。
どことなく古さを感じますね。
利益はどうやって発生している?
家賃が安い上に内装もリフォーム・リノベーションされていますし、仲介手数料も無料というのは利用者にとってはかなり魅力的ですが、これでは「ビレッジハウスにたいした利益が発生しないのでは?」とも思いますがそんなことはありません。
通常の仲介業者であれば広告費や仲介手数料やオプション代を利益が発生していますが、ビレッジハウスの場合は所有物件。
つまり家賃収入が得られますし、短期的に見ると赤字に思える安さでも違約金制度を設けることで長期的に住み続けてもらいやすいという仕組みになっています。
「安いからには裏がある」というのは間違いではありませんが、ビレッジハウス側もしっかりと収益が発生しているので問題ないというわけです。
ビレッジハウスで借りるのはやばいの?
ビレッジハウスは安く借りられるという点がかなり魅力的ですが、実際に住んでみるとやばいという意見もちょくちょく見受けられます。
いくら初期費用が安かったとしても生活に支障が出る問題点があれば意味がありません。
1つ1つ噂について解説していきます。
◇治安が悪い
これについては一理あると思います。
ビレッジハウスは家賃自体も専有面積に比べて相場よりもかなり安いので「内装が綺麗で家賃の安い物件に住みたい」という人に人気があります。
家賃が安いということはそれだけ民度も低くなります。審査時には国籍等も不問となっているので日本人とは価値観が異なる外国人も住んでいて騒いでいることもあるようです。
◇配管が古い
ビレッジハウスは確かに内装がリフォームされていて綺麗ですが、配管は簡単に工事ができないので昔のままになっていることが多いです。
調べてみると水漏れトラブルが非常に多いようなので住むなら確かに問題となるかもしれません。
まぁこれに関してはビレッジハウスだけでなく、築年数の古い物件全てに言えることなのでビレッジハウスだけが悪いわけではありません。
◇違約金がかかる
安くしすぎているせいか2年間の縛りがあるので短期的に借りるとデメリットが大きくなるのがビレッジハウスの特徴です。
違約金がかかる物件としてはフリーレント(最初の家賃〇ヶ月無料)とかキャンペーン物件によくありますが、ビレッジハウスはまさにどちらにも当てはまる初期費用安すぎ物件なので仕方ないと言えば仕方ないですね。
◇お風呂に古さを感じる
内装リフォームしていると言ってもお風呂は少し古めのものから改装されていないことが多く、今では珍しい四角いタイプの浴槽となっています。
こういった水回りはリフォームにかなりコストがかかるので貸してとしても手を入れにくい部分です。
ただ、水回りの古さに抵抗を感じる人も多いので、住むならこの点に抵抗がないかどうかも重要となってきます。
ネットの口コミや評判をあつめてみた
【良い意見】
実際に住んでみると……
・水圧がものすごく低くいため、シャワー中にお湯が水に変わることが多く、なんども点火しなおす感じでした。シャワーのお湯が、そよそよとした感じでしが出ないので、シャワーで体をあたためるとか無理でした。冬は無理と思いました。
管理会社に言っても、建物が古いのでなおせないとのことでした。参照元:知恵袋
口コミや評判はそれほど多くありませんでしたが、調べた評判をまとめるとこんな感じ。評判
- 初期費用はやっぱりめちゃくちゃ安い
- 見た目はリフォームされてて綺麗
- オプション追加すると料金が上がる
- 築年数が古いことで水圧だったり建物自体の問題がある
- 審査は緩い
- 民度はあまり良くない
- 退去費が高い場合もある
初期費用や家賃が安いのはありがたいですが、その分築年数が古いが故の弊害があるっぽいので、このあたりを許容できるかどうかですね。
あと安アパートなんかと一緒で家賃が安いので民度も低くなりがち。隣人がめっちゃうるさいとかトラブルを起こすような人って可能性を考えると女性は住みにくいかも。
ビレッジハウスのメリット
ビレッジハウスの魅力
- 家賃がかなり安い
- よけいな初期費用がかからない
- 鍵交換代や更新料も無料
- 保証人が不要
- 契約するだけで最大3万円キャッシュバックされる
- フリーレント1か月分がついてくる
1.家賃がかなり安い
ビレッジハウスは圧倒的な家賃の安さが特徴。2万円の家賃でもある程度の広さの物件に住むことができます。
家賃を安く、広い部屋に住みたいという人にはまさに理想的な物件ばかりでしょう。
2.よけいな初期費用がかからない
特徴
- 仲介手数料無料
- 敷金0円
- 礼金0円
これによってかなり初期費用を抑えることができます。UR賃貸住宅となんとなく似ているような気がします。
雇用推進住宅だけだと限界があるので今後は仲介手数料がかかる物件も出てくるような気がしますが、基本的には圧倒的に安く部屋を借りることができるので貯金がない人でも借りやすいです。
初期費用としてかかるのは「前家賃」と「火災保険料」のみ。
正直言ってめちゃくちゃ安いですね。
敷金や礼金は物件を選べば0円物件は普通に存在しますが、仲介手数料無料の物件は仲介業者が利益を失うのと同じなので0円にしているところはあまり多くありません。
3.鍵交換代や更新料が無料
鍵交換代は通常16,000円ほどかかり、更新料も家賃1か月分かかりますが、それがすべて無料なのは長く住む人にとってはかなりお得です。
鍵交換代ってどんなに安い物件だったとしてもかかる固定費みたいなものですが、それがないのはビレッジハウスならではの魅力です。
更新料を払いたくないがために更新の時期になると引っ越す人が多いですが、ビレッジハウスは更新の時期を気にする必要がありません。
更新料って通常は家賃1ヶ月分払って、さらに毎月の家賃も同時期に払うことになるので実質的に家賃2か月分が一瞬でなくなるということですからね。
それがかからないというのはかなりお得。
4.保証人不要
保証人がいなくてもビレッジハウスで用意した保証会社があるので部屋を借りることができます。
保証人不要はメリットでもありますが、余計なお金がかかるというデメリットもあるのでなんとも微妙な部分ですが、ビレッジハウスの公式で初期費用に「保証会社利用料」が含まれていないので無料なのかもしれません。
無料だとすればメリットしかないですね。
5.契約するだけで最大3万円キャッシュバックされる
ビレッジハウスはただでさえ初期費用が安いにも関わらず、契約すると引っ越しサポートということで最大3万円分がキャッシュバックされるサービスを提供しています。
最大3万円というのは賃料1ヶ月分(上限が3万円)ということなので、ほとんどの物件は満額受け取ることができます。
正確にはキャッシュバックというよりも3万円分が初期費用から引かれるというものなんですけど、どっちにしてもありがたい。
3万円を取るかカーテン&シーリングライトどちらかを選ぶことができるようです。冷静に考えて3万円のほうが絶対に得です。
フリーレント1か月分がついてくる
上記の引っ越しサポートのさらなるサービスとしてフリーレント1か月分も同時についてくるようです。
フリーレントというのは簡単に言えば「家賃〇ヶ月分を無料にしますよ」というもの。正直言って3万円キャッシュバックよりもお得です。
フリーレント適用外の物件もあるにはあるみたいですがほとんどの物件は適用されるようです。
3万円キャッシュバックに加えて最初の家賃も無料になるというのはかなり凄いですね。
これまで色んな不動産サイトを見てきましたがビレッジハウスのような大盤振る舞いしているところは見たことがありません。
ビレッジハウスのデメリット
デメリット
- 物件数が少なすぎて選択肢がない
- 2DK以上の間取りが多く、一人暮らし向けではない
- 建物がちょっと古い
- 部屋をアップグレードするのにお金がかかる
- 違約金のせいですぐに引っ越しがしにくい
- 思ったよりも防音性が低い
- 住人の民度が悪い傾向がある
1.物件数が少なすぎて選択肢がない
思った以上に物件数が少なくてびっくりしました。僕が住みたいと思う駅を選択しようとしたら、そもそもヒット物件数が0。
ビレッジハウスの検索ページには条件設定がありませんが、条件設定できるほど物件数がないことが原因でしょうね。
全国と謳っているものの総物件数は約1000物件で合計10万室程度。スーモやホームズが約600万件なので比較するとその圧倒的少なさがお分かりいただけると思います。
2.2DK以上の間取りが多く、一人暮らし向けではない
ビレッジハウスの物件は基本的に2DK~3DKほどの物件でワンルームや1Kはありません。
何度も色んな地方で検索してみましたが、どの地域も最低2DK以上。
カップルやファミリー向けの間取りで一人暮らしにしてはちょっと大きすぎる。
ただ、広い間取りなのに一人暮らし用物件と同じぐらいの家賃(それ以下かも)なので、安くて広い部屋に住みたい人にとっては理想的です。
3.建物がちょっと古い
昔の政策で建設された物件を借り上げているため当然新築物件なんてのは存在しません。
1960年代の物件も多く、内装がリフォーム、リノベーションされていても風呂場やキッチンは時代を感じさせるレベルの古さです。
4.部屋をアップグレードするのにお金がかかる
普通の物件はエアコンを設置してもらったり、畳を変えてもらったりするのは交渉次第で、交渉がうまくいけば無料で行えますが、ビレッジハウスの場合、きになるところはすべてオプション代がかかります。
エアコン設置は家賃1,000円上乗せとかフローリングは家賃3,000円上乗せとか。
ホームページにもこの辺の記載がないので問い合わせたり、実際に契約段階まで不透明な部分も気になるところです。
5.短期解約違約金のせいですぐに引っ越しができない
ビレッジハウスは違約金制度を設けています。「一定期間住まなかったら○○円支払ってね」みたいなもの。
原則24ヶ月以内の解約の場合、短期解約違約金が発生いたします。
① 12ヶ月以内の解約: 家賃3ヶ月分 + 退去時クリーニング費用 1,210円/㎡(税込)
② 24ヶ月以内の解約: 家賃2ヶ月分 + 退去時クリーニング費用 1,210円/㎡(税込)
参照:ビレッジハウス
例えば入居して数か月で会社から転勤命令が出てしまった場合に退去しなければなりませんが、そうなると家賃3か月分を払う羽目になります。
家賃が5万円だったら違約金は15万円。しかもさらに退去クリーニング費が請求されるのでざっと計算しても20万円ほどの退去費がかかってしまうことに。
初期費用を安くしているためすぐに引っ越されると赤字になる危険性があるからこその対応ですが、借りる側としてはすぐに引っ越せないのはネックです。
僕が以前住んでいたフリーレント物件にも違約金制度がありましたが、1年以内の退去の場合にのみかかるもので家賃1か月分だったので比較するとやはり割高です。
6.思ったよりも防音性が低い
ビレッジハウスが提供している物件のほとんどは鉄筋コンクリート造です。
鉄筋コンクリートと言えば本来は防音性が高いはずですが、口コミを見る限り古い建物のせいか生活音が聞こえることもあるようです。
鉄筋コンクリート造でも壁に使われている素材は石膏ボード等アパートとあまり変わらないというのは良くある話。
壁自体は厚いけど遮音性が低い素材を使えばある程度の音なら聞こえてしまいます。
当然木造アパートよりは防音性は高いですが、鉄筋コンクリート造だから防音性ばっちりと考えていると入居後に後悔することになります。
7.住人の民度が悪い傾向がある
団地でこれだけ初期費用や家賃が安くてさらに審査も比較的通りやすければ割と誰でも簡単に部屋を借りることができてしまいます。
低所得者も当然住んでいますし、通常の物件を借りることのできない職業の人でもビレッジハウスに住むことができてしまうので住人の質というか治安が悪くなってしまう傾向があります。
例えるなら大学近くのアパートと同じです。
家賃が安くて学生が住んでいるので夜宅飲みしたり騒ぐ確率も高くトラブルになりやすい。
まぁ安さの引き換えみたいなものなのでこればかりは仕方ないですね。
せめて隣人がやばい人じゃないことを祈るしかありません。
どうしても気になるようなら内見時に「隣はどんな人が住んでるんですか?」と営業マンに聞いてみると意外と答えてくれることもあります。個人情報ですが。
まとめ:ビレッジハウスのメリットやデメリットは?住んだ人の口コミは?
今回はビレッジハウスのメリットやデメリットについて調べてみましたが、家賃が安く敷金礼金ゼロということが最も魅力的だつ言うことがわかりました。
全国展開していることから、細かい不安や住心地も様々で一概には言えませんが場所によって状況がぜんぜん違うといったことがわかりました。
治安の悪い場所やデメリットもありますが、ごく一部の地域になっていますので、購入の際には確認することをオススメします。
どちらにしても、最大のメリットである費用面が安いということもあることから、気になる方は1度検討してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。